11月8日の親知らずの記事が、はてなブログのトップページにある編集部のおすすめコーナー、「きょうのはてなブログ」に載りました。
びっくりし過ぎて笠が吹っ飛びました。
はてなのトップページに載る効果というのは凄まじくて、両手で足りるくらいの数だったアクセス数が20倍になり、読者数も3倍になり、たくさんの方に記事を読んでいただけました。ありがとうございます。
まだ呆然としている。大人になってからこんなに認められたことってない。飛んできた喜びを受け止めきれなくて、ここ数日ぼんやりしています。褒められ慣れてないんだ……。
この気持ちと初心を忘れてはいけない。
後から思い出せるように絵を描きました。
川端康成の「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」という言葉にヒントを得て、「エラチオールベゴニア」を描きました。おすすめに載った日、11月12日の誕生花のひとつです。
他にグミの木やレモン、ガーベラなどがあったんですが、ベゴニアにしました。暑さにも寒さにも湿度にも弱く、日本では基本室内で育てる花だそうで、夏冬梅雨は稼働率が40%まで落ちて部屋に引きこもり、コンクリートジャングルの片隅でシオッシオになっているのっきーはとても親近感が湧きました。キノコと違いベゴニアには鮮やかな花がいくつも咲きます。花のつく時期も長く、春から秋まで楽しめるそうです。川端メソッドを当てはめると1年の半分は初心でいられるすごい花です。のっきーは夕暮れ時に近所の家から漂ってくるカレーの匂いの毒胞子が出せるよ。あとはオレンジのベゴニアの花言葉が「永遠の栄」なので、ブログが繁盛しますようにとの思いも込めました。
絵を描いていたら落ち着いてきました。しみじみ良かったなあ。ブログを読んでくださった皆さんに感謝。もうしばらく嬉しさを噛み締めて、少しずつ平常に戻りたいと思います。