のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

ボランティアがロクにこなせず凹んだ話

ボランティアに行ったらミスばかりして心が折れた話をします。

ここ数日、本当に社会でやってけないなあと思って、ぐるぐる悩んでブログの更新も滞っていました。きっかけは先日とあるボランティアに参加して、業務をロクにこなせず迷惑ばかりかけて帰ってきたことです。数日経っても迷惑かけたなあ申し訳なかったなあと思ってグズグズ悩んで引きずっています。

のっきーは発達障害(ADHD/ASD併発)のせいか性格のせいか他に原因があるのか、とにかく仕事ができません。(できない自覚があるのになんで行ったんだというのは後述します)具体的な仕事ができないポイントとしては、

・プレッシャーに弱い

・すぐ忘れる

・すぐ集中が切れる

・人の顔と名前が覚えられない

です。今回のボランティアは役満で、人を案内したり教えたりっていう業務だったんですが、前日は緊張して夜中の3時まで眠れず、寝不足状態で現場に行き、プレッシャーで事前に頭に入れておいたはずのマニュアルが歯抜けになり、その場で指示されたことを秒で忘れ、作業中はブチブチ集中が切れてミスを連発し、同じチームの人の顔と名前が最後まで覚えられませんでした。本当に終わった。

1秒もふざけることなく気を張り詰めていたんだけど、周りからはそうは見えなかっただろうな。これ、コンサータとかストラテラ(ホルモンに働きかけてADHDの症状を抑える薬)を服用していたら少しは違ったんだろうか。のっきーの主治医の先生はできるだけ薬に頼らずに生活を回せればいいという方針なので、今処方されているのは安定剤だけです。フルタイムの仕事を始めるとか、何かしらのミスが絶対許されない状況になったら出してくれるらしい。今ある安定剤も頭がボーッとして深い思考が妨げられて気持ち悪いので良し悪しあります。

今回ボランティアに参加したのは、人の役に立ちながら社会性を身につける勉強をしようと思ったのと、2日間の短期だったのと、内容が自分が持っている資格に近かったのと、メンバーの雰囲気が良さそうで馴染めるかもと思ったからです。もう全然間違ってたな。下手な仕事より難しかった。生半可な気持ちで手を出してはいけなかった。応募する段階で、「アルバイトでお金が絡むとさらにプレッシャーだし、迷惑のかけ度合いが一気に上がるから、無償のボランティアで……」などと考えていたのがことごとく甘々の甘すぎた。タダほど高いものはないというけど、こちらが与える側でも与えられる側でも「無償」って有償の何倍も大変なんだと思い知りました。お金って人類最大の発明だと思った。ボランティアの現場は、とにかく無償で全てが回っているから、タダ働きできるだけではダメ、レクチャーしたりアドバイスしたりという教育コストもかけずに済み、何も言われなくても自立して現場を回せるような即戦力しか必要ない世界でした。仕事がロクにできない上にコミュ力に難があるキノコが、熱意と義侠心だけで何とかなる場所ではなかった……。物怖じせず、一言二言の説明で全部察するなりコツを掴むなりして動けるというのが最低限で……それに加えて現場の役に立つスキルも必要で……。頭が回って体力があって精神的に安定している人が余暇と余力でやるもの、それがボランティアなのだと身に沁みました。定型の中でもさらにできる方の人間でないと無理ですねあれは。

なんか改めて自分が社会的弱者なのだなと自覚しました。手帳持ちなんだから余計なことを考えず手帳の範囲で大人しくしていれば良かった。しかし定型に合わせよう近づこうとする努力をやめたらますます社会性が退化して良くない気がするし……。のっきーと同じような人はどのように社会性を保って世間との折り合いをつけているんですかね……。

たくさん悩んでも答えが出ず疲れてしまったので、一旦保留にして、また余裕のある時に考えようと思います。明日からはブログの更新をいつも通り頑張ります。

最初に読んでおけば良かった本。ボランティアってスキルもそうだけど、意識のハードルがとても高い。記事中のボランティア対象のひとつに「精神障害者」とあって、やはりおこがましかったかと思ったり思わなかったり中臣鎌足。