のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

ラーメンショップとネギラーメンの話

ラーメンショップ大好きという話をします。

ラーメンショップとは、日本全国に300店舗を有する、一大ラーメンチェーンです。赤地に白文字で「ラーメンショップ」と書かれた看板、「そういえばよく見るけど、入ったことがない」という方も多いのではないでしょうか。ラーメンショップ、通称ラーショは店舗ごとにオリジナリティ溢れるメニューがあり、味のクオリティは店によってバラバラ、なんなら店員さんによって仕上がりが全く違うこともあり、行った時のタイミングでラーメンの味がSSRだったりNだったりします。行く前にレビューサイトのチェックが必須。そのゆるさがたまらないお店です。

ラーショは系統によりメニューが違いすぎるので、今日はのっきーのよく行く関東の「椿系」のラーショについて書きます。こちらの名物は、とんこつ醤油スープにたっぷりのネギ(細切れチャーシュー入り)を載せた、ネギラーメンです。背脂チャッチャしたスープはネギによってこっさりな味わいになり、麺は細麺で食べやすい。ネギの下味には不思議な旨みパウダー「クマノテ」が使われており、ラーショ本部の人間以外は製造方法を知らないという秘伝の粉だそうです。この「クマノテ」により、ネギラーメンは唯一無二の悪魔的な美味しさを放っています。具は他に海苔とワカメが載っていて、ワカメのムチムチした食感と磯の香りが、箸休めとしてバッチリ、いい仕事をしています。先日ブログに書いた、家系ラーメン総本山・吉村家の吉村氏も、開店前に平和島のラーメンショップで働いていたことがあるそうで、ラーショは家系の源流とも目されています。

絶妙なジャンクさとフラッと行ってもすぐ食べられる気軽さが良くて、のっきーはラーメンショップが大好きです。近所にたまたま食べログ評点の高いお店があって、ちょくちょく食べに行っています。そこのお店はラジオをBGMに、店員さんが和やかに雑談しながら働いていて、こちらもゆるい気分で食べられるのが何とも良いです。休日の昼下がりに「今日この後どこか行こうかな〜、それともこのままコンビニでお買い物して、家でゆっくりしようかな〜」とつらつら考えながら食べるひとときが最高。長蛇の列を乗り越えて味わう名店のラーメンももちろん美味しいけど、「せっかくお店に来たからには、じっくり味わって食べるぞ……!」とある種の緊張感も生まれるので、ラーショのような気楽なお店とうまく住み分けて楽しむのがいいのかなーと思います。

トップ画にも描いたんですが、ラーショはケンタッキーと同じサイクルで食べたい波が打ち寄せて来ます。なんだかちょっと疲れていて「今日は自炊する気力がないなあ、温かくてガツンとした旨みのあるものが食べたいなあ」と思って、脳内の引き出しを探った時に、ここ!という場所に入っているのがのっきーの場合はラーショとケンタッキーです。ちなみにケンタッキーの部位はキール一択です。身がギュッと詰まっていて、タンパク質が感じられるのが好き。どちらも食べるとジワジワ生命力が湧いてくる。

ラーショは各地に名店があって、レビューサイトのランキングも目まぐるしく変わっていて面白いです。今チェックしたら埼玉県のラーショが熱いみたい。幸手市の金田亭と、加須市の122号騎西店のネギラーメンが美味しそう。食べてみたい。皆様もラーショをお探しの際はレビューサイトをチェックしつつ、自分だけの名店を探してみてね。

ラーメンのイラストが美味しそうで読みました。Kindle Unlimited無料です。2014年刊行の本なんですが、載っているほとんどのお店が10年後の今も営業中です。すごい。野菜盛り盛りラーメンが好きなので、「ソラノイロ」のベジソバと、「トナリ」のタンメンを食べに行ってみたい。