のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

黄色い鬼だった話

スマホの一日のスクリーンタイムが10時間を超えていて、いい加減デジタルデトックスした方がいいと思っています。(できない)

10時間も何を見てるんだって、見てはないんですよ。反芻思考(過去の嫌なことを鮮明に繰り返し思い出すこと)でいつもぐるぐるしているので、それを誤魔化すためにYouTubeをラジオがわりに垂れ流しにしています。

でも頭の中にあるものが反芻思考かYouTube かというだけで、いつもザワザワ忙しいのは変わりないんですよね。いつも浮ついて何かに急き立てられるような気持ちでいる。凪のように静かで、心が綺麗に片付いた状態で、何の憂いもなく一日過ごせたら気持ちいいだろうなあ。悟りを開きたい。

悟りといえば、先日宝石の国を読んだのをきっかけに、仏教って面白そうと思ってちまちま興味のある所だけ調べました。(宝石の国はストーリーに仏教のエッセンスが散りばめられている。)そうしたら仏教の煩悩から生まれた鬼で、めっちゃ自分みたいなのがいた。節分で豆をぶつけられている鬼がいるじゃないですか。あれ赤鬼と青鬼がセンターとエースを張っているけど、本気の節分ではさらに黄鬼緑鬼黒鬼がいるらしくて、その中の黄鬼がすごい自分でした。

黄鬼は心の浮つきや後悔で頭がぐるぐるして、我が強くて空気が読めない感じの鬼らしい。仏教用語で掉挙悪作(じょうこおさ)と言うそうな。のっきー反芻思考で過去の後悔ばかり頭を巡るし、それでいつも心がざわついているし、こないだパーソナルカラー診断ですごい黄み肌ブルベなのがわかったから、黄色い鬼そのものじゃないか……?むしろ発達障害の困り感がある人が黄色の鬼に充当されてる可能性ない……?

鬼って社会から外れた異形の者を指す言葉でもあったから、「言っても自分は鬼だしな、しゃーない」と思って生きてみるといいかもしれない。デフォルトが鬼なんだから、努力はするけどそんな、普通の人間ほど器用には人間社会に馴染めないよ、というね。ただこの世が地獄なら、人間だってどこかしらに鬼を飼ってるよね。結局はメジャーなタイプの鬼とマイナーなタイプの鬼が地獄で覇権争いをしてるだけなのかもしれない。

トップ画像は同じく節分の五色の鬼から、青鬼ちゃんを描きました。「瞋恚(しんに)」の鬼で、自分の気に入らないことについイライラしちゃう子です。本人もそれはわかってて、他の鬼とも上手くやっていきたいから、タバコとスマホで散らそうとしてるんだけど依存気味になっちゃってるって妄想。造形は曾我蕭白の「雪山童子図」の鬼を参考にしました。

宝石の国も完結したら感想書きたいな。一話を読み返してみると、みずみずしい若葉のような薄荷色のフォスが、人間の子供みたいに無垢で無邪気で無鉄砲で、誰よりも広くて深い承認を求めていて、そりゃ月人にとったら是が非にでも欲しい逸材だよなと思いました。フォスしか選択肢ないよな。それがありありとわかって切ない……。

 

現在12巻まで出ていて、最新話は107話です。(13巻108話で完結予定)今読み始めると4月25日の最終話にちょうどいいですよ。