心療内科に行ってきました。
無事に障害者手帳の申請が通りましたということと、春先で心がザワザワして落ちつかないということを話してきました。冬季鬱はよく聞くけど春季鬱ってあるのかな。何もできないってわけじゃないけど、得体の知れない不安でずっとそわそわ落ち着かない。頭ではなくて胸の辺りに、電波の悪い所で聴いたラジオのような、ザーッというノイズがかかり続けている感じがする。
これが5月くらいになると落ち着いて元気になってくるんですけどね。去年もそんな感じで、元気になった5月〜8月に一気に発達障害の検査から診断からブログの開設までやったんでした。で、秋になるとまた元気がなくなって、冬にちょっと復活して、また春にショボショボになるの繰り返し。多分命の始まりと終わりの慌ただしい空気感にやられてるんだと思う。生きる力が弱い……。
特にASDは変化に弱いので、同じようなバイオリズムの人多いんじゃないかな。梅とか桜とか桜餅とかいちごとか、春は綺麗なもの美味しいものがたくさんあって、いいなあ楽しみたいなあと思ってるんですけどね。心がついていかない。切ないね。
ザワザワついでに、「発達障害の手帳持ちって身近にどれくらいいるんだろう?」と思って調べました。今、テレビでもネットでも発達障害って言葉をよく聞くようになったし、発達障害者に向けたコンテンツも増えているじゃないですか。じゃあのっきーのような手帳持ちも、わりと少なくない数いるのではないか?と思って。ネットで検索したら住んでいる自治体の統計資料が出てきたので、閲覧してきました。
それによると、自治体の全人口に対して、精神障害者福祉保健手帳を保持している人の割合は0.012%だそうです。およそ100人に一人が、「何らかの精神疾患」による障害者手帳の保持者である。「何らかの精神疾患」には、「統合失調症、気分(感情)障害、非定型精神病、てんかん、中毒精神病、器質性精神障害、発達障害」などが含まれます。なので、発達障害で手帳を持っている人は、100人に一人より少なくなり、数百人に一人いるくらい。さらに同じ3級となると、もっと数が減る。うちの学校にはいないけど、隣の学校にはいるというくらい?
そんないないんだ。現実で、発達障害の当事者会がなかなか開催していなくて、参加人数も少ないなと思っていたけど、そもそもの母数が少ないのだった。むしろだからこそ発達障害は障害足り得るんですかね。そこら中にいたら、そちらがスタンダードの社会になりますもんね。
にも関わらずネットにはたくさんいるように感じるのって、自分が発達障害界隈ばっかり閲覧しすぎなのかもしれない……。定型界隈の方がはるかに広大で果てしないのに、目を逸らして見ていないだけ……。これはもっと視野を広げないと、とんだ勘違いキノコになってしまう。
あとよく考えたら「精神障害の手帳持ち」って、字面だけだと怖いよね。いくら多様性を是とする令和でも、ギョッとする人はまだまだたくさんいると思う。のっきーは毎月の通院で、同じ精神障害の患者さんを見て、心療内科にかかるのも精神のお薬をもらうのも珍しいことじゃないと思うし、むしろ病識があって治療なり行政のサポートなりを受けている人はまともな人だと思っているけど、その辺に関わることなく来た人は「せっ精神障害!?(何かされそうで怖い)」ってなると思う。
知らないことに人間は否定的だったり攻撃的になりやすくて、それゆえに沈黙が金だったりすることは世の中にごまんとある。なのでリアルではむやみにオープンにすることなく、ラインを見極めて擬態のできる障害者でいようと思いました。リアルから離れたネットでは障害全開で、こうやって啓蒙チックに記事を書いたりしますけど。
トップ画像は香水と女の子です。途中でどういうテイストに持っていこうかわからなくなっちゃった。春のザワザワが落ち着いたらフエギアの店舗に行ってみたい。
不安がちょっと飛んだ本。やっぱり無知は良くないなあ。不安を書き出すのも不安なので、今できるのはとりあえずよく寝ることかな……。Kindle Unlimited無料です。