のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

ADHDと雑談についての雑談

発達障害のせいなのかINFPの性格のせいなのか生育環境のせいなのか、のっきーは結構なコミュ障です。世間一般のコミュ力が100とすると30くらいのレベルです。人の目を見て話すのが苦手だし、顔と名前はいつまでも覚えられないし、かなりの緊張状態でアンテナを張ってやっと人並みのコミュ力に到達するのでランチ会や飲み会といった会合は泣くほどだるくて苦手です。そもそもあまり人に興味が持てないから、会っても話してもなかなかドーパミンが出ない。2次元3次元問わず推し活もしたことがないです。ADHDしか診断が下りていないけど、ASDも入っているのかもしれない。

困りごとの中でも特に雑談。これが難関です。数分程度なら全然問題ないし、そこそこ楽しめもするんですけど、それ以上だと辛くなってきます。一番辛いのは人の噂話で、興味ゼロなので、さまよう視線を押さえつけるのが大変です。

頭ではわかっているんですよ。あれは定型の一種の儀式のようなもので、コミュニティの結束を高めるために行っているコール&レスポンスだということは。その場の人間に当たり障りのない話題を選び、お互いにテンポやリズムを合わせて言葉を投げ合うことで、お互いの絆を確認し、コミュニティ内外の人間の情報共有もする。そのやり取りに快感や安心感を感じているというのもわかります。我々人類は太古の昔から鳴き声を交わし団結力を高め群れの力で厳しい自然環境を生き長らえ、万物の霊長になったわけですからね。帰属意識を強く持つように脳みそが進化しているんです。なので仕方ないんですけど、何十分と話しても、芯を食った話が出てこないですよね。むしろ芯を食ってしまったら、そんな深い話は求めていない、儀式の精度が落ちる、空気読めみたいなことになる。先日 H2Aロケットが打ち上げに成功していましたけど、それについて雑談で言えることは「ロケットすごかったね」くらいです。エキスパンダーブリードサイクルの話は求められていないし、みんな浅瀬でちゃぷちゃぷしているんだから、一人だけ海底目指して素潜りするのはいかがなものかという話になる。素潜り禁止の場所は多くて、そこに留まらなくてはいけない場面も多々あって、それがちょっとしんどいです。

雑談で思い出したので、ちょっと昔の話をします。ハローワークで仕事を探していた時に、相談員さんに上記の悩みを話したことがありました。雑談はできないことはないけど、長くなると苦痛ですと。そうしたら「この会社は個人プレイなので、一人で黙々と作業ができますよ」と言われて、とある会社を紹介してもらいました。経理事務のお仕事で、面接にも受かったので、そこで働き始めました。しかしその職場、ハロワの情報には載っていない、暗黙のルールがあったんですね。

雑談。お昼休みに職場の人みんなで雑談をしながらお弁当屋さんに行って、雑談をしながら全員のお弁当ができるのを待って、雑談をしながら戻って会社のテーブルを囲んで雑談をしながら食べるというルールがありました。お昼休みは雑談に始まり雑談に終わる。ちょっと残りの仕事をやろうとかスマホをいじろうとか、お弁当屋じゃなくてラーメン屋に行こうみたいな素振りを見せると、みんなで目配せし合って「えー……」と言われ、なんだか微妙な空気になる。それを振り切ってお昼休みを丸々外で過ごすと「どこに行ってたの?」「何をしてたの?」と聞かれて「次は一緒にごはん食べようよ」と誘われる。これは場を乱すなということだなと思って、単独行動はやめました。ちなみに例によってポンコツなので仕事はできませんでした。でもできないなりに、お昼休みに復習したり脳を休めたくて仮眠を取ったりしたかったんですけど、「そんなに頑張らなくていいのに」とか「眠気があるならコーヒー淹れようか?」と言われる。そして雑談に戻る。おそらく悪気はなく、彼女達はコミュニティを重視し、かつ一人で黙々と作業をすることにストレスを感じる人達だったんだと思います。だからチャンスがあれば少しでも親睦を深めようとしていたし、休みとなれば間断なくおしゃべりをすることで息抜きをしていた。お昼休みだけでなく、上がりが一緒の人と雑談しながら駅まで帰るルールと、月に1度みんなで外食して同じメニューを食べるというルールもありました。全員で同じランチコースを注文して、感想を言いながら食べるんです。同じ釜の飯を食うの女性版ですね。職員間の距離をビッチリと寄せるシステムが社内で出来上がっていました。それもこれも、元は仲良くやろうという善なる心から生まれた暗黙の決まりごとなんだと思います。

でものっきーには全く合わなかった!一人の時間がないと息切れする人間なので、ストレスが溜まり、ミスもいつも以上に増えました。結局1カ月で辞めました。退職届を出した時に、皆さんに謝りつつ挨拶したんですけど、後でベテランのパートさんに「ここ、離職率すごく高くてみんなすぐ辞めちゃうんだよね。のっきーさんもか。残念」と言われました。心の中でずっこけました。みんな辞めてるんかい!!話を聞くと1週間でいなくなった人もいたらしいです。離職後にハロワの方に事の顛末を詳しく伝えたので、今はマッチングミスがなくなっているといいです。

なんか今日はぐちぐち語ってしまった。親知らずの件でネガティブになっているのかも。次回はなるべく明るい話題を書けるようにしたいです。