イメコンの診断をフルで受けました。とても良かったので、そのことを書きます。
イメコンとは
イメコンとはイメージコンサルティングの略です。肌や髪の色・骨格・顔立ちを分析し、職業や生活スタイルに一番似合うファッション・髪型・メイクなどを、アドバイザーの方に提案してもらうサービスです。
基本は1体1ですが、カップルや友達、親子で受けられるものもあるみたいです。
診断を受けるきっかけ
のっきーは人に興味がなさすぎて、自分と他人を比較することが全然なかったので、イメコンを受けるまで、自分がどんな系統の顔立ちでどんな体型なのか、さっぱりわかっていませんでした。
「明るい色を着ればポジティブになれそう」という理由でド派手なイエローの上着を毎日着続けたり、「お出かけ用のちょっといい服がない」という理由で就活のスーツ姿で遊びに行ったりしていました。(服やばエピソードは枚挙にいとまがないので、また別の機会に書きます)
そんなやばいキノコだったので、一念発起して自分を見つめ直そうと、診断を受けることにしました。
診断を受けるにあたって
イメコンで知りたいことは以下の3点。
・自分が他人からどう見られているのか
・服を片付けられないので、自分に一番似合う服を知って、少数精鋭で着回したい
・見た目を良くしたい。印象のいい髪型、ヘアアレンジ、メイクができるようになりたい
結果的にこの希望は全部叶いました。もっと早くやっておけば良かった。
イメコンのサロンは、ネットで調べて、家から一番近いところを予約しました。のっきーが予約した所はアドバイザーさんが選べて、イメコンのデータも載っていました。事前にやったネットの無料診断で「クールタイプ」と出たのを踏まえ、同じ「クールタイプ」の方に決めました。(これが良かった)費用はパーソナルカラー、骨格、顔タイプ診断のフルセット、3時間強で20,000円でした。
当日は顔色や顔のパーツ、髪の質感をしっかり見てもらうために、すっぴん、素髪のままで行きました。「顔の近くに布を当てる」「軽く触ったり、鎖骨や足首を見る」とのことだったので、診断しやすいように、パーカー、オーバーサイズ、分厚い生地、首の詰まった服は避けました。
イメコンのサロンについて手続きを済ませ、アドバイザーの方と挨拶しました。この時点で「この方と自分はだいぶ造形が違うぞ。自己診断の予想、外れたかな?」と思いました。
パーソナルカラー
始めにパーソナルカラーを診断しました。「スプリング」「サマー」「オータム」「ウインター」と4つの色のグループがあり、どのグループの色が自分に最も似合うかを調べます。
白いクロスを上半身にかけて、クリップでおでこを丸出しにします。100枚を超える色とりどりの布が出され、一気に場が華やかになります。国語の便覧の十二単や美術の教科書の色相環のページにワクワクした人にはたまらない光景です。
まずは青系が似合う「サマー/ウィンター」か、黄色系が似合う「スプリング/オータム」か、違いがはっきり出やすい色を当てて、どちらなのか判断します。(メイクでよく言われるブルべ・イエべはここでわかります。)そこからトーンの違う、赤・青・黄・緑……と布を次々に当てて行き、ベストな色を探して行きます。
のっきーははっきりブルベと出ました。青系の布を当てると、瞳が輝いて血色良くツヤツヤに、黄色系の布を当てると顔が一気にくすんで、やつれて見えました。最大で10歳くらい年齢が違って見えたかも。こんなに差が出るのかと驚きました。
瞳の色や白目とのコントラスト、髪の色と質感なども見てもらいました。結果、「サマー」の柔らかい色より、「ウインター」のくっきりした色の方がより映えると言うことで、診断はウインター。特に清色と呼ばれる澄んだ色が似合うようで、ベストカラーとしてチャイニーズブルーを選んでもらいました。
アドバイザーさんもウインターで、のっきーもウインター。ここは自己診断の予想と合っていましたが、同じタイプでも似合うトーンが違い、一筋縄では行かなかったのが面白かったです。
パーソナルカラー実務検定協会代表理事の二神先生の本。これ一冊あればパーソナルカラーの何たるかがわかります。予習・復習にもってこい。Kindle Unlimited無料です。
骨格タイプ
次に骨格タイプです。3タイプあって、「メリハリがあるストレート体型/柔らかな曲線のウエーブ体型/スタイリッシュなナチュラル体型」の3タイプに分類します。
大きな鏡の前に立って、全体のシルエットや鎖骨、関節の大きさ、肩幅や骨盤の広さを、軽くボディタッチしながら見ていきます。
自分では手足がゴツゴツしているイメージだったんですが、アドバイザーさん(ナチュラル)はもっと骨が力強く、洋服に負けない存在感がありました。並ぶとのっきーは体に厚みがなくて、全体的に骨感がない。ベンツのGクラスとトヨタのグランエースくらい違う。長さの違うネックレスを次々と当てて印象を見ることもしました。すると一番短いネックレスが似合って、重心が下に寄っていることがわかりました。他にも骨盤が張っている、肩幅が狭くなで肩、という特徴があることがわかり、結果は骨格ウエーブでした。
前述の二神先生は骨格診断を作った人でもあります。のっきーは男顔なので、上下の本どちらもとても参考になりました。顔タイプが入っていないので、そこだけ気をつける必要がありますが、いい本です。どちらもKindle Unlimited無料です。
顔タイプ
最後に顔タイプを調べました。インスタントカメラで顔写真を撮り、パーツの大きさや、それぞれの形が直線か曲線かといったことを見て行きます。
顔タイプは子供顔か大人顔か、曲線が強いか直線が強いかそのミックスか、で8タイプに分かれます。のっきーは眉毛がシャープでエラが骨っぽいので、てっきり直線大人顔のクールだろうと思っていました。が、正真正銘クール顔のアドバイザーさんと見比べると、顔のパーツに丸みがあるし、全体的に造形があっさりしている。アドバイザーさんは直に観察するだけでなく、撮った写真を定規で測って、電卓で何か計算していました。輪郭や顔のパーツの比率を出していたのかな。
その結果、のっきーは直線曲線ミックスで、子供顔のフレッシュでした。
顔タイプの本は少ない中、貴重な一冊。パーソナルカラー・骨格診断のこともざっくりですが載っています。Kindle Unlimitedだと半額で購入できます。
診断を終えて
全ての診断が終わって、ウインター×ウエーブ×フレッシュという結果が出ました。それを踏まえて、似合う服のサイズ感、質感、素材、デザイン、帽子の種類、メガネの形、ショートの時ロングの時のヘアアレンジの仕方、顔タイプと体型とカラーのバランスはどのようにとればいいか?着たい服のイメージとどう折り合いをつければいいか?などなど、たくさんアドバイスをもらいました。質疑応答をしながら、どんどん自分の形がクリアになっていくのが刺激的でした。
全体の調和を取るためのアドバイスが、特に参考になりました。フレッシュ顔はデニムが似合うんですが、ウエーブ体型は硬い素材が似合わない。でもデニムのワイドパンツが履きたい。じゃあどうするか?10オンス以下の明るい色のライトデニムならいける。など。ファッション迷子だった視界が開けて、これまで全然なかった買い物欲もフツフツと湧いてきました。
あとこれはいいと思ったライフハック。インスタントカメラで撮った写真の顔部分を切り抜いて、雑誌やネットの気になるファッションのモデルさんの顔部分に重ねるというものです。(フェイスマッチと言うらしい)平面でも、実際に着なくても、似合う似合わないがぱっとわかるので、通販で服を買う場合にかなり使えると思いました。イメコンでは使った自分の写真を持って帰れたので、いいお土産になりました。
3時間強、自分をまじまじと見つめる時間が持てたのも本当に良かった。自己肯定感が低いので、最初は「顔、イマイチだなあ……。スタイル、微妙だなあ……」とネガティブなことばかり頭に浮かんでいました。でも、似合うものを次々と提案されていくうちに、気にならなくなってきて、「新しい服が欲しい、このファッションで出掛けてみたい」と少し自信も持ててきました。
もっと細かく色を探る16タイプパーソナルカラーというのもあるそうです。是非やってみたい。その際にはまたブログに書こうと思います。
※後日、4Dパーソナルカラー診断を受けました。4シーズンよりさらに詳しく、似合う色の性質を見極める新しい診断方法です。こちらのブログにレポートを書きました。