のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

アニメキャラの顔タイプ分析してみた〜勇気爆発バーンブレイバーン編〜

オリキャラ作成の勉強の一環で、最新アニメのキャラクターの顔タイプ分析をしてみました。

2次元のアニメキャラとはいえ、現実とかなりリンクしている結果が出たかもしれない。令和は2次元〜2.5次元〜3次元とシームレスに繋がっていく時代なんだなと思いました。

ちなみにのっきーはパーソナルカラーを3回、顔タイプと骨格診断を1回受けただけのイメコンニワカ茸なので、実際にプロが診断したら違う結果になるかもしれないです。そもそも本場の顔タイプ分析は男女のチャートが分かれているし。おおらかな気持ちでお楽しみください。

今回題材にしたのは、2024年1月に放送されたアニメ「勇気爆発 バーンブレイバーン」です。選んだ理由としましては、

・好きなアニメである

・男女の比率がほぼ同数である

・キャラクターの人種がばらけている

・キャラクターの年齢がばらけている

・グラブル・ウマ娘を世に出したCygamesのアニメなので、キャラデザの最新トレンドが学べそう

という感じです。ブレイバーン面白いよ。アマプラですぐ観れるよ。では分析結果は以下です。

(※物語後半に登場するキャラも載っているので、ネタバレ注意!!)

こんな感じになりました。チャートを作成するにあたり、キャラクターの顔は公式画像を画面に貼り付けてトレスしました。画力を伸ばすには模写した方がいいんだけど、パーツ配置の正確性を優先しました。トレスでも20人分もやるとかなり勉強になるね。「このキャラこんなに口が大きかったのか」「中顔面が意外と長いな」など、線をなぞることでわかることが多かったです。

顔タイプ分析で気づいたこと

全体的な傾向

・老いも若きもロボも、全体的に顔面偏差値が高すぎる。みんな輪郭と顔のパーツが左右対称で、肌にムラやホクロやシミがなく、毛量もどっさり(ボブ以外)、歯並びも綺麗。若々しくて美しい=作画コストがかからず、動かしやすいのだなと実感しました。

・男女差が結構はっきり描かれていて、中性的な顔立ちは少なめでした。男性は直線的で立体的で、女性は曲線的で平面的。特にエラの尖り方、おでこの丸み、鼻骨と眉骨の張り出し方にはっきり差をつけて描いている印象でした。

・男性キャラは一重まぶたが多め、女性キャラはなんと全員二重まぶたでした。

子供顔×曲線ゾーン

子供顔×曲線ゾーンには日本人女性キャラが全員入りました。目が大きく丸みがあり、中顔面が短く、鼻と口が小さい。アジアで好まれる白銀比的な顔つきにも通じます。みんな成人女性ですが、前髪を下ろしたヘアスタイルや、アニメにおける「化粧」のアイコンであるリップメイクがないなど、年齢に対して幼さを感じるスタイリングです。瞳は光の書き込みが多く、水分量の多いうるうるした表現。この作品においては、顔タイプキュート〜アクティブキュート、ほんのりフレッシュも入るかな?くらいの、可愛い顔立ちが日本女性キャラに割り当てられているようです。ルルは土台がキュート顔で、スンっとしたクールめの顔〜キュルンと無邪気な顔まで表情が七変化するので、この振れ幅がヒロインだなと思いました。

子供顔×直線ゾーン

女性キャラの中でハイデマリー・バロウ司令官だけが「子供顔×直線」のゾーンに入りました。シャープなエラと眉毛、目元のキリッとした少年顔。司令官という立場上、雄々しく頭が切れるイメージを持たせるためか?男性的な顔つきとのバランスを取れるようにか、公式の全身絵では体つきはとても華奢に描かれています。限りなくクールに近いクールカジュアル顔だと思う。かっこいい。

男性でこのゾーンに入るキャラはいませんでした。

大人顔×曲線ゾーン

欧米人女性キャラは全員大人顔ゾーンに入りました。日本人女性キャラと比べて目のサイズが小さめで、丸みが少なくややシャープなのが特徴。顔の堀が深く、目元に奥行きがある感じを表現しているのだと思われます。中顔面がやや長く、欧米人の好む黄金比的な顔立ち。全員リップメイクをしていて、おでこの生え際を見せるヘアスタイルで、大人っぽく自立した印象があります。生え際ってすごく男女差の出る場所で、女性は男性に比べて髪質が柔らかい傾向にあるので、ぽわぽわした産毛で生え際のラインがあいまいになるんですよね。でもアニメはそこまで表現できないから、生え際出す=男性っぽいシャープな雰囲気になる。ここのバランスを取るために、髪色を金髪や柔らかい暖色系の色にしてるのかなと思いました。顔タイプはソフトエレガント〜エレガント〜フェミニンと幅広い感じ。ルルはキュート顔からフェミニン顔へ、ヒロインから聖母っぽい感じに成長してますね。

大人顔×直線ゾーン

男性キャラは全員このゾーンに入りました。みんな面長でエラがシャープで眉毛がキリッとして鼻筋がしっかり通っている。人数が多すぎてチャート内が大渋滞しているんですが、顔タイプ分類で言うと全員クールハードかエレガントハード系の顔と思われます。みんな眉毛丸出しのヘアスタイルで、前髪が長い女性キャラとは真逆。日本人もしくは日系人らしきキャラは目にやや丸みがあって、そこで人種の違いを表している感じ。ほぼ全員成人している軍人とはいえ、容姿にバリエーションのある女性と比べると、男性は「漢」というきっちりした規格ありきでデザインされているなあと思いました。その代わり年齢のバリエーションは多く、ほとんどが20代の女性キャラと比べて、男性キャラは20代〜60代までバランスよく配置されていました。

主人公イサミとブレイバーンの顔立ちについて

各キャラクターの中でもひときわ異彩を放っているのがイサミです。一重まぶたで三白眼で、顔の系統が誰とも被らない。唯一無二感が主人公っぽい。このイサミのような主人公系三白眼って、「本人は一般人であり、決して美形ではない。でも大活躍しても違和感がないし、大事な場面ではちゃんとかっこいい」というキャラクター性にぴったりで、ようできとると思いました。平凡なのは目だけで、輪郭や鼻筋や口周りは整っているから、いざという場面で映える土台があるんだね。

ブレイバーンはトレスだけでヒイヒイ言うくらい顔の情報量が多くて、さすが物語の屋台骨の存在だなあ、タイトルに名前を冠されるだけあるなあと思いました。ほぼ直線パーツで構成されていてあちこち尖っているので、超クールハード顔。「漢!!!」って顔です。唯一口周りにだけ曲線パーツがあって、なるほど機械「生命体」だからか!と感心しました。往年のスーパーロボットと比べるとかなり吊り目で口元も横に裂けているので、このカラーリングでなければまるで悪役のような顔立ち。

終わりに、分析から学んだこと

男女、人種、性格までものすごく考えられてキャラクターというのは作られているのだなあと学べました。特にブレイバーンは万人受けをかなり意識したキャラ造形をしていると思いました。男性はシャープでかっこよく、女性はたおやかで可愛く、性差を感じさせないキャラもしっかりいる。若者だけじゃなくてイケおじもイケおばもいる。キャラ造形の欲張りセットや!そういう意味でもお祭りみたいで楽しめるアニメだなと思いました。

あとアニメの世界ってルックスのレベルが芸能界と同じかそれ以上に厳しくて、選ばれし美形しか活躍できない世界だけど、現実にもその傾向がじわじわ侵食して来てるなあと思いました。特に日本人女性の丸顔キュートフェイスブームね。2次元も2.5次元も3次元もみんな丸くて中顔面が流行ってるもんなあ。のっきーは男顔なのでハイデマリー司令官みたいな感じを目指したいです。

以上です。ブレイバーン気になった人、第一話ならニコニコで無料視聴できるから良かったら観てみてね。のっきーの一番好きなシーンは第二話、ブレイバーンがイサミを搭乗させられるかどうかの瀬戸際で、時間を稼ぐためにリュウジ・サタケ隊長がスペルビアに突っ込んでいくシーンです。「そこ!?」って思うかと思うけど、ああいうめっちゃ状況把握して自分の役割を全うするのが絶対自分にはできないのでしびれました。

アマプラに入っている人はこちらから。第一話〜最終話まで観れますよ。