のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

初めてストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)を服用した話

心療内科に行ってきました。

通院を始めて1年ちょい、ずっと安定剤で様子を見ていたんですが、物忘れと過去のフラッシュバックがやっぱりしんどいということで、今回初ストラテラを処方されました。(※のっきーはADHD/ASD併発の手帳持ちです。)

ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)とは、ノルアドレナリンというホルモンの働きを調節するお薬です。ノルアドレナリンはやる気や集中力を司るホルモンで、ストラテラは放出されたノルアドレナリンが再吸収されるのを阻害し、やる気や集中力を持続させる効果があります。薬としての歴史は新しく、日本では2009年に子供のADHDへの適応が承認、2012年に18歳以上のADHDへの適応の承認追加がされています。

ホルモンに働きかけるお薬ということで、人によっては副作用が結構強く出たりします。のっきーは強く出ました。シンディー。詳細は後述します。もともとお酒やカフェインなどの刺激物に耐性がなくて、おちょこ一杯の日本酒や缶コーヒー一本でも具合が悪くなるので、処方箋つきの薬はもちろんのこと、市販薬も効きすぎるくらい効く体質です。

服用を始めて1週間、今感じているメリットとデメリットはこんな感じです。

メリット

・朝の目覚めが良くなった。ぼーっとしないですぐ動けるようになった

・脳内のざわつき(勝手にBGMが流れたり雑念が飛び交ったり)や、なんとも言えないヒマでだるい感じがほぼ消えた。これまでイヤホンで音楽を流すことで押さえつけていたが、それがなくても過ごせるようになった

・忘れ物が半減した

・時間の配分を誤り、5分、10分単位でずるずる行動を遅らせていたのが、なんとなく間に合うようになった

・過去の嫌なことがフラッシュバックしなくなった

・道ゆく人の顔や服装、お店の商品が目に入るようになった

・「死にたい」という口癖が半減した

デメリット

・服用後、1〜2時間くらい悪心(気持ち悪さ)が続いて、何も手につかない

・早朝にバキバキに目が冴えて起きてしまう時がある

・日中、眠くてたまらなくなる時がある

・胃や腸が重だるくて、食欲が湧かない。風邪の時のような軽いものしか食べられない

・楽しい妄想や面白い発想が出てきにくくなったような気がする

・頭が空っぽすぎて、それがいいのか悪いのかよくわからない

 

ストラテラは数週間の服用で効果がしっかり感じられるということで、1週間だとまだ真価を発揮していない可能性があります。今の所はメリットデメリットが半々です。いや、ちょっとデメリットの方が多いかも……。服用直後の悪心がしんどくて、服用するのにかなり気合いが必要です。お腹の調子も良くないので、気休めにヤクルトを飲むなどしています。これだけ苦しんでやっと定型に近い脳みそが手に入れられるって、今なら人魚姫の読解で100点取れるかもしれん。人魚姫は人間の足を手に入れるために美しい声を差し出して、そうして手に入れた足は歩くごとに鋭いナイフで刺すような痛みが走るという副作用がありました。異形が人間に擬態し続けるにはずっと痛みが伴うんだよって目線をぶっ込んでくるアンデルセン兄貴すごい。発達障害のあれこれにも通じるし、まるで予見していたかのようだ。

副作用は全然出ない人もいるみたいです。いいなあ。とりあえず28日分処方されたので、それは飲み切ってどうなるか様子をみたい。その時はまたレポを出そうと思います。

あと懸念されるのは創作への影響ですね。ADHDは芸術方面に強い人が少なくないので、薬の影響で自由な発想やひらめきが抑えられるのが不安という人もいると思います。のっきーの場合、止まらない雑念にロックがかかったことで、発想が出にくくなってる感じはあります。ただ、その発想を形にするまでに必要なやる気や集中力は持続するようになったので、痛し痒しと言った所。絵や文で少しでも安定した稼ぎを得たいという夢があるので、ここはうまく薬と付き合って行きたいです。面白いことを思いつくまでは服用はやめて、形にする段階で飲んで集中みたいな使い方はできるのかなあ。でもまずは副作用に慣れる所からですね。

ブログは継続してやっていくので、服用前&服用後の創作や心境の変化みたいなのもお伝えしていけたら良いなと思います。

ノンカフェイン栄養ドリンク飲み比べ。こちらのアルフェネオはさわやかな青りんご味です。ローヤルゼリーが入っているので、飲んだ後に喉がイガイガしてキューっと熱くなります。それが効いてる感があって良いです。普段から食事に気をつけている人には、正直効果はあんまり感じにくいかも。でもこのイガイガで、飲み心地によるプラシーボ効果は結構あると思います。鉄分もたっぷり入ってるのでメンタルにも効きそうです。