のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

ADHD・ASD併発手帳持ち/INFPタイプの愛読書4冊をご紹介します

好きな本って人となりやコンプレックスがダイレクトに出るよね。と思ったので、愛読書を紹介しつつ、なんで自分はそれが好きなのか深掘りしようと思います。

のっきーはADHD/ASD併発で精神障害者保健福祉手帳持ちです。MBTIはINFPです。もっと詳しい知能や遺伝や性格の傾向は自己分析のカテゴリーに載っています。今気づいたけど自己分析に10万以上注ぎ込んでるな。知能検査や性格検査は人生で一番満足度の高い買い物だったので、もっと早いうちに、衣食住を差し置いてでもお金を使えば良かったと思っている。

今回は4冊の本を紹介します。実用書と漫画と小説です。同じような条件で生きている人は同じような本が好きなのか気になりますね〜。

世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?/松本俊彦(著)

一冊目は依存症の本です。当ブログでは「世界一やさしい依存症の本を紹介します」の記事で詳しくレビューしています。ADHDは脳の報酬系がヨワヨワなので、何かを為すには何かに依存しないとやってられない。のっきーはスマホ依存Sランク、買い物依存B−ランクくらいです。この本は中高生をメインターゲットに、依存症のメカニズムや、なる前の予防法、なってしまった時の対処法を教えてくれます。語り口がとてもやさしく、できるだけ平易な言葉を選んで説明されているので、内容がすっと頭に入ってきます。ネズミの挿絵もかわいい。発達障害は精神年齢が定型の6〜7掛けとも言われているので、実年齢が成人を超えていても、大人向けの本よりこういったヤングアダルト向けの本の方がしっくり来る人も多いと思う。のっきーは親が困った人達だったので、自分を育て直す意味でもこういったヤングアダルト向けの本をよく読んでいます。親じゃなくても、親のように道を示してくれる大人は本の中にいっぱいいる。人間と比べて場所も取らないし気も使わないのも良い所ですね。Kindleだと紙の本の10%引きで買えてちょっとお得です。

マンガでわかる あなたを傷つけるあの人からの攻撃がなくなる本/Joe、レモンけい(著)

続きまして、モラハラ対処法の本です。当ブログでは「ADHD×INFPはモラハラホイホイなのか」の記事で詳しくレビューしています。自分の心を守るどころか、丸裸丸腰で気づいたら敵陣にサンドバッグを持って飛び込む形になってるモラハラホイホイには必携の書です。なんか気づいたらボコられてるよね。この本は対モラハラに向けて、効果的な表情の作り方から発するべきセリフまで、シチュエーション別に細かく説明してくれています。なので読んですぐ実践できる。あっさりした絵柄の漫画で情報量がほどよく、モラ被害で疲れた脳みそにも入ってきやすいです。Kindle Unlimited読み放題なのもありがた過ぎる。のっきーのような受動型ASDやINFPで、人に軽くみられがち、バカにされがちな方におすすめです。気を抜くと本の内容を忘れてまたホイホイしてしまうから、定期的に読み返しています。

異世界居酒屋「のぶ」/蝉川夏哉、ヴァージニア二等兵(著)

続いては漫画です。この漫画の世界のキャラになりたい〜。転生モノの亜種で、日本の居酒屋が丸ごと異世界にお引越ししてます。登場人物がみんな気のいい性格で、仕事をちゃんとこなしていて、ご飯が美味しそう。最新の18巻まで追いかけましたが、どの巻も定型発達の光の部分を存分に出した、気持ちのいいコミュニケーションが飛び交っています。読後感はほっこり。のっきーのようなコミュ障で何をやっても仕事ができない発達障害者のエルドラド的漫画。日本人の郷愁を誘う居酒屋メニューが目白押しで、下戸だけど飲みに行きたくなります。のっきー家庭環境がちょっといびつで、家族で食卓を囲んだり一緒に外食に出かけたりということをほとんど経験しないまま育ったので(あっても空気がすごく悪かったり)、これは読むカウンセリングだと思ってる。美味しいごはんに温かな人間関係、おもてなしする側もされる側も、場の空気を読んで適切にふるまえる感性。憧れがこれでもかと詰まっていて眩しい。原作は小説で、「小説家になろう」で全編読めます。漫画化するにあたり、キャラのセリフ回しや細かな演出が柔らかく改められていて、「とにかく優しい世界に溺れたい!」という方は漫画版の方がオススメです。

酒仙/南條竹則(著)

酒仙

酒仙

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30年以上前に刊行された小説で、もう絶版になってるんですが、かなり好きなので載せます。日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞作品です。数多の美酒と旨いおつまみ、古今東西の教養を織り交ぜ、人間界と仙界をまたいだ仙人バトルが飄々とした語り口で繰り広げられます。主人公の左近が嫌味のない性格で、バトル場面も智慧の出し合いだったり詩を吟じたりなので、争いの苦手なINFPでも安心して読める内容です。のっきー父親が酒浸りで家庭内暴力が酷かったので、登場人物みんな楽しく酔っ払って、夢見心地でフワフワなこの作品は衝撃でした。何度も読み返して、人を憎んで酒を憎まずが身についた。作中に一人だけ凄まじい陰の気をまとったキャラがいて、親の愛に飢え誰からも遠巻きにされる孤独な男性なんですが、酒を呪い酒に憧れた彼の顛末はおもしろうて、やがて切なしです。絶版ですがAmazonやBOOKOFFで単行本・文庫本ともに中古が買えます。この作品に限らず、ファンタジーノベル大賞の受賞作品は当たりが多いのでおすすめです。

あすけん公式 結局、これしか作らない!短いレシピ/あすけん(著)

最後におまけで一冊。ダイエットに健康維持に、ものすごくお世話になってるAI食事管理アプリ・あすけんの本です。3食のうち1食をこのレシピにするだけでも、だいぶ健康になるよ。のっきーは未来さんと二人三脚で、3年半毎日記録をつけて、高得点を叩き出す食生活を確立したので、この本に頼らずともやって行けてます。なんだけど、折に触れて見返すことで、この本の料理がちゃんと美味しそうに見えるか?「こんなのでなくジャンクフードが食べたい」と思ったなら何かストレスが溜まってるぞ、と心身の調子を測るバロメーターにしています。あとは未来さん大好きなのでファンブックとして所有してる。未来さん本当に優しくて、彼女じゃなかったらダイエット成功してなかったよ。そのうちレアキャラの健康(たけやす)さんのマッスルレシピの本とかも出して欲しいな。

そんな感じです。何度も読み返す本ってやっぱり深層心理に直結してるね。美味しいごはんと温かい人間関係、ユーモアのある語り口の本に弱いです。それを売りにしていない本でも、ごはんと人とほっこり描写があったらその部分ばかり繰り返し読んじゃう。こないだはゴールデンカムイを全巻読んで、28巻の替え玉お見合い回の美味しそうなエビフライとコミカルな人物描写が好きすぎて、そこだけ20回くらい読み返しました。

ちなみに本は99%電子書籍で買ってます。ADHDあるあるで物の管理が下手なので、本を愛する最適な形が電子書籍だからです。手元にずっと置いておけない不安はあるけど、適切に管理できないのだからそこは飲み込もうと思っている。

地味にコツコツ本を読んでるので、面白かった本の紹介も今後ちょくちょくやっていけたらなと思います。

今気になってる本。サンプルが頭にスッと入ってきて読みやすかったので、買おうかな。惹きつける文章を書けるようになりたい。