のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

創作系INFP、課題と対策の話

前回に引き続き、INFPの話をします。

INFPとはMBTIという16タイプ性格診断の結果のひとつです。のっきーは日本MBTI協会の認定ユーザーによる個人セッションを受けて、ベーシック編とさらに詳しいSTEPIIまで受講した上でINFPという結果が出た、筋金入りのINFPです。

今回は自分が思うINFPの弱点と、自分なりに克服しようとしていることを書きたいと思います。

INFP、発信欲がない

INFP、「いろんな人に知ってほしい、世界に広めたい」という欲がものすごく薄くないですか。絵を描いたり文を書いたり、表現の道に進んだINFPがぶち当たる最初の壁がこれだと思います。創作欲はあるのに発信欲がない。のっきーはブログは更新しているものの、Xやpixivはほったらかしになりがちで、「このままじゃダメだ。でも良くないかなブログだけでも。いやダメだ」となっています。

MBTIのセッションでも言われたのですが、「l」型が強く出ている人は、美しい景色を見たり珍しい体験をしても、「ああ良かった……」としみじみ自分の中で噛み締めて、それで満足してしまうことが多いらしいです。逆に、「E」型の人は何か刺激を受けると、「ネットに上げてバズらせたい」「いいカメラで撮って生中継したい」など、「発信欲」が刺激されてウズウズするそうです。そうやって発信した結果、人が集まり、コネクションが生まれて、お金の話も舞い込んでくる。INFPは広くて深い精神世界を持っていて、それを表現することにも長けているのに、「自分の世界が豊かになれば、それで十分」と外に発信しないので、社会に何も響くことなく終了してしまう。INFPの生涯年収が16タイプ中ワーストの要因のひとつはおそらくこれです。この「みんな見てくれ、知ってくれ」というガツガツした欲望を燃え上がらせるのがINFPが食っていくための大きな課題だなと思います。のっきーとしてはさらに「自分には刺さったけど、他人に刺さるかはわからないしな……」という気持ちもあって余計にブレーキがかかっています。INFPにとって人間関係は「ひとかたまりの群れ」ではなく「個人がいっぱいいる」という感覚だからかもしれない。あなたの領分は侵さないから、こちらの領分にも配慮してね、という感じ。

対策としては「インプットしたらアウトプットする」「創作したら人目につく所に出す」を徹底することかなと思います。自分の中で完結していたものを外に出す、反応をもらう、それを吸収して次の創作に生かす。打てば響く心地良さを実感する機会が増えれば筆も乗ってくるし、慣れたらこのサイクルが当たり前になるかなと。幸いなことにはてなブログは水が合っているので、まずはブログを100記事描くことを目標に頑張っています。

INFP、実体験が少ない

INFPの人はお家で過ごすの好きじゃないですか。のっきーは大大大好きです。コロナ禍では自分も40度の熱が出て苦しみましたが、それでもなお、堂々と家に引きこもっていられたあの日々は自由で心地よかったと思っています。

世界を知る手段は主に読書とネットで、今はとても鮮明な画像で世界中のことを知れるし、いろんな人が何でも詳しく解説しているし、それで十分満足、これを元にいろんな想像をして、内面世界の充実を図れれば幸せという状態でした。

が、創作して世界に発信、あわよくばお金も稼ぎたいとなると、そうもいかないなと。というのも、世の中は「S」型が7割、「N」型が3割と言われていて、INFPの情報の捉え方は少数派だそうです。「S」型は五感重視で、実際に目で見たり手で触れたり耳で聞いたり舌で味わったりといった感覚を大事にします。なので、多数派の彼らに響くものを創作するには、こちらも五感をフル活動させて、「生の体験」を創作に織り交ぜた方がいい。家の中で知れるものだけで万人の心を打てるのはひとつまみの天才のみ。なのでとりあえず外に出て、肌でいろんなものを感じることをした方が良いのかなと思いました。

具体的には、INFPでも落ち着ける美術館や博物館に行き、直接自分の目で展示物を見て、本物の存在感を感じること。先日も気になる美術展があって、撮影OKだったらしく、Xに展示物のほぼ全ての写真が上がっていて、「これ見れば十分かな……」と思ったんですがいやいや、本物を見ないと!と思って出かけてきました。本物を前にすると頭の使ったことがない場所が刺激されて、沸いてくるアイディアの厚みも違う感じがしたので、「五感を使うってやっぱり大事かも」と思いました。

INFP、失った善性を取り戻したい

最後に、ちょっと毛色が違うんですけど、失われた善性を取り戻したいという話。

INFPって、現代社会ではマイナスになりがちな特性もあってか、しばしばアクの強い人のカモにされて闇に染まりがちではないですか。

「いい学校を出て、いい会社に就職して、お金をたくさん稼ぐ」という現代社会の必勝パターンに全く乗れないという負い目があり、生来のお人よしな性格もありで、ブラックな環境だったり人だったりの底なし沼に引き摺り込まれて、サンドバッグになったあげく、後に残ったのはすっかり目が濁ってカッスカスになったボロ雑巾のような何かみたいな……。

のっきーも数々のアルバイトと人間関係を渡り歩いて、揉まれ絞られしているうちに、INFPの長所とされる深い思いやりとか寛容さとか誠実さをすっかり失って今に至ります。天然フグみたいな感じ。猛毒ではないけど蓄積された闇のおかげでピリピリする毒キノコになってしまった。わりかし落ち着いた環境の今、ちょっとずつでもデトックスしたい。確かあったと思うんですよ、見知らぬ人にも無害ないいキノコだと言われていた時期が……。心療内科に通ってカウンセリングも受けているし、100%は無理でも半分くらいなら取り戻せるのではないか。そういう心の濁りって創作に絶対出ると思うから……。何の疑いもなく他人に献身的になれたかつての自分よもう一度……。

MBTIの話題は長くなるなあ。同じような境遇の人もいると思うので、こうやって足掻いているキノコもいるよということで。ぼちぼちやっていきましょう。

INFPを深掘りする上でおすすめの本。著者のしゃかいねこさんはご自身もINFPだそうです。