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発売を記念しまして、本日8月22日12時から、8月26日11時59分までの5日間、無料キャンペーンをやってます。Kindle Unlimitedに入ってない方もこの機会にぜひどうぞ。
ちなみに表紙以外は全部スマホで執筆・編集・出版手続きまでしました。頑張れば表紙もスマホのibis paintで描いて、全部スマホでKindle出版まで行けるかも。誰でも本を出せる時代になったのすごいなー。新しい趣味にKindle出版が加わりそう。
chatGPTと本を書いて気づいた、人間とAIの文章の違い
今回の本を書くにあたって、chatGPTに執筆を手伝ってもらいました。で、その工程でAIと人間の書く文章の違いをありありと感じました。そのことについて書きます。
本の執筆でchatGPTをどう利用していたかというと、
①書きたい文章の概要を、chatGPTに伝える
②chatGPTが文章を書く
③chatGPTの文章を人間目線でリライトする
④リライト文の誤字や誤用をchatGPTがチェックする
⑤さらに人間目線でリライトする
という感じで書いていました。
最初はchatGPTがすらすら文章を出してくるのに感動して「このまま使えるじゃん!」と舞い上がってたんですが、後からよくよく読み返してみると「それっぽいけど全然グッとこない」「それっぽいけど何が言いたいのかわからん……」という文章ばかりで「とてもじゃないけど、そのまま出すのは無理」という結論に至りました。ぱっと見小綺麗に整っているんだけど、よく読むと細部のことばのリズムが乱れていて読み進めるのがしんどい。中身が詰まってそうに見えて、一般的なペラペラの文言ばかりで何も心に刺さらない。イメージとしては、老舗ハイブランドのデザインをそれっぽく真似た、廉価なアクセサリーやバッグに近いと思いました。信念やこだわりが抜けているので、気合を入れた場所にはパチモンすぎて持って行けない。それが2025年夏現在のAIの文章なのだと感じました。
実際に比較してみてもらいたいと思って、今回2つの文章を用意しました。chatGPTに「公園の花」というテーマで書かせた文章と、それをのっきー(人間)がリライトした文章です。
① chatGPTの文章
公園の花壇で、一輪だけ咲き残った花を見つけた。ほかの花が散っても、必死に咲いているその姿に、なぜか勇気をもらった。
②のっきー(人間)がリライトした文章
公園の花壇で、一輪だけ咲き残った花があった。まわりの花がみな散り枯れる中、ぽつんとひとつ、薄紅色の花弁を広げていた。季節が移ろい、ひんやりとした風が肌を撫ぜる。ふと目に映ったその紅は、私の胸にじわりと熱を灯すようだった。
さらにもうひとつ、「クラゲ・廃墟・お弁当」という3語を必ず入れるという条件で、chatGPTに短い物語を書いてもらい、それをさらにのっきーがリライトしました。
①chatGPTが書いた文章
遠足の行き先が、水族館の跡地だった。
といっても、水族館としてはとっくに閉館していて、
今は誰が管理してるのかもよくわからない、古びた建物。
天井のガラスは割れたまま、
水槽の中には水が一滴も残っていない。
でも、一つだけ。
くらげの水槽だけが、うっすら光っていた。
水も、くらげも、ちゃんといた。
「生きてるのかな」
「でも、だれが世話してるの?」
誰かが言ったけど、答える人はいなかった。
みんなでその前に座って、お弁当を食べた。
なんとなく、水槽のほうを向いて。
くらげは、ずっと浮かんでいた。
光の中で、ゆっくり、ゆっくり。
②のっきー(人間)がリライトした文章
水族館の跡地に、みんなで探索しに行った。
かつてのにぎわいが嘘のような、古びた建物。長い間ぽっぽらかされて、今は誰が管理しているのかもわからない。
天井のガラスは割れたまま。
床のタイルは草がぼうぼう。
水槽の中には水が一滴も残っていない。
廃墟そのものだ。
でも、一つだけ。
くらげの水槽だけが、うっすら光っていた。
水も、くらげも、ちゃんといた。
「生きてるのかな」
「でも、だれが世話してるの?」
みんなが口々に言ったけど、それに答える人はいなかった。
みんなで水槽の前に座って、お弁当を食べた。
卵焼きはちょっとパサついて、甘さがじんわりと舌にしみこむ。
「このゼリー、くらげににてない?」
「ちょっと似てるかも」
くらげは、ずっと浮かんでいた。
光の中で、ゆっくり、ゆっくり。
いかがでしょうか。chatGPTの文章を読んだ時、のっきーはなんとも言えないハリボテ感を感じ、物足りなさを埋めたくなりました。結果、人間の文章の方はいろいろ付け足されて、風味や雑味が増した感じになりました。
付け足したものは、主に以下の3つです。
・「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚」の五感に響く表現を増やす
・短文と長文を使い分け、リズムを持たせる
・「リアルな人間の生活」に根差した表現にする
AIは『生きた体』を持たないので、そこから生まれる表現に弱い。人間目線でリライトをしていて、それを強く感じました。
人がものを書くとき、血の通った脳みそや体を使います。そうして綴られた文章には、呼吸や心臓の鼓動から生まれるリズムがあり、まるで目に見えるような耳に聞こえるような表現があり、その人がこれまでに感じてきた感情や体験の記憶がにじんでいます。
生きた体を持たないのに、「五感に効かせる」「心を打たれる」ような文章を書くのはかなり困難です。chatGPTを使って人間に響く文章を書きたいなら、創世記のアダムよろしく後から人間が「命の息吹」を入れてやらないと、ただのハリボテになるのだと思いました。
chatGPTに概要を伝えるだけで、一気に「小綺麗で整った万人受けの文章」が出力されるのはものすごい魅力です。でもそこには圧倒的に体温が足りない。chatGPTにその旨を話したら、「それぞれ得意なことが違うからこそ、AIと人間が共創することに意味があるんですよ(要約)」みたいなことを言っていました。とりあえずブログは100%自分の文章、本はたたき台だけchatGPTに書いてもらうということで使い分けようかな。せっかく素敵なテクノロジーなので、今後とも上手いこと付き合っていこうと思いました。
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