のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

オリジナルキャラでSNSをやると良いぞという話

オリジナルキャラでSNSをするといいことたくさんあって良いぞという話をします。

のっきーはキノコ姿でブログを1年8ヶ月やっています。ほぼ毎日描いて、3〜4日ごとにSNSに上げ続けた結果、たくさんいい影響がありました。どんないい影響があったのか、のっきーなりに会得したオリジナルキャラ作成のコツなどと一緒に書き記したいと思います。

オリジナルキャラでSNSをやって良かったこと

・ぱっと見で人目を引ける

・下手でも情念がこもっていればいいねがもらえる

・自分のメンタルの調子が手に取るようにわかる

・たくさん描いていくうちに自己理解がすすむ

・だんだん他の絵も描けるようになる

・コンテンツを創作・供給する側になるので視野が広がる

のっきーは過去にバウムテストをやったことがあります。それで気づいたのが、絵にはその人のメンタルの状態がものすごくよく出るということです。木を描くだけで心理状態がわかるくらいだから、オリジナルキャラはその人の濃縮エキスみたいなものです。

個人の情念が乗ったキャラクターは人目を惹きます。SNSのアイコンでも画像でも、「個人」をアピールするのに、手描きのイラストは最上級に戦闘力が高いです。上手い下手はあまり関係ありません。SNSは美術展ではないので、素人丸出しの絵でも全然反応がもらえるし、むしろプロ並の美しく整った絵より身近に感じてもらえて、共感をたくさんもらえたりします。

のっきーがのっきーを初めて描いたのは、人付き合いに疲れ果てている時でした。人間はおろか人間と心が通じ合いそうな動物を描くのもはばかられ、「菌ならなんとか描ける」ということでキノコがモチーフになりました。ディティールを決めるにあたって「誰かに愛されようというのはおこがましいし自意識過剰だ」と思ったので、可愛い一辺倒の造形は避け、四白眼でクリーチャーっぽい手足を持ったキャラクターになりました。ついでに毒親関係でも悩んでいたので、毒キノコ(デトックス中)という設定にしました。

オリジナルキャラを描いていると、心に渦巻いているものがどんどん外に出ていって、過去の嫌なことの整理がついたり、今の状況を客観視できるようになったりします。モヤモヤしてばかりだった心の不毛地帯に創作意欲の芽が出てきて、だんだん線の引き方や形の取り方に凝るようになってきます。のっきーはデトックスが進んだ結果、描けないと思っていた人間や他の動物、その他のオリジナルキャラも少しずつ描けるようになりました。野球の千本ノックのようなもので、単純な形、同じキャラクターでも毎日描けば画力は伸びていきます。ある日ネコやウサギをいきなり描いてもそこそこの仕上がりになり「あれっ、描けた!?」とびっくりしたりします。

初めて描いたのっきーと、最近描いたのっきーです。線のがたつきがなくなり、精神面の変化に伴って造形も少しずつ変わりました。

とはいえ、興味はあるけどどうしても画力に自信がない、オリジナルキャラなんてハードルが高いとお思いの方もおられると思います。今回は素人丸出しのつたない絵でも全然いけるということを示すべく、新たにキャラクターを作成しました。こなれた感じにならないように、全て利き手と逆の左手で描きました。道具はタブレットとデジタルペン、お絵描きアプリはibisPaint(無料版)で、ペンと消しゴム、塗りつぶしツールを使いました。ちなみにibisPaintはスマホにも対応しており、指でもお絵描きができるので、アプリを落とせばすぐ始められます。

オリジナルキャラ「隕石の“めてゃお”」

はい、どうでしょうか。こんなのがSNSで流れてきたら思わずいいね押しちゃいませんか。SNSで大事なのは情念がこもっているかどうかで、絵の良し悪しはかなり後ろの方です。生成AIの美しい絵があまりいいねが伸びないのもそこにあると思います。

造形はもっと単純に、◯に点3 つとかでも全然いけると思います。不思議なもので、ただの◯と点でも線の引き方や点の大きさでその人の個性が出て差別化できます。あとは毎日描いていれば勝手にこなれて上手くなっていきます。

無理して複雑な造形にしてしまうと継続するのにとんでもなくハードルが高くなるので、最初は10分くらいで描き切れる形に収めるのが良いと思います。ちなみに上のめてゃおは上から7分、15分、11分かけて描きました。これより時間がかかると、よほど絵が好きでもない限りは3日くらいで嫌になってくると思います。慣れてきたら自然とああでもないこうでもないと凝りだして、描き込みも1枚にかける時間も増えてくるので、最初はハードルをめちゃ低くするのが大事です。

慣れると同じ所要時間でも描き込みが増えます。上はブログ開始1ヶ月で欲が出てきて、のっきーを何度も何度も描き直し、構図や影の色をああでもないこうでもないとこねくり回して描いた絵です。下はそういった迷いがなくなりカラーにも慣れてきた頃の絵です。

そんな感じです。オリジナルキャラは誰にも忖度することなく自由気ままに描けるのでストレスがたまりにくく、褒められたら100%自分のものになるので自己肯定感が爆上がりします。発表の場はXでもInstagramでもpixivでもnoteでもブログでもどこでも良いですが、文章を描くのに抵抗がなければnoteやブログがおすすめです。はてなは治安がいいので特におすすめ。絵と文章の両方でメンタルの整理が進むので、1年でかなり心持ちが変わってくると思います。

作者を投影したオリジナルキャラの最高峰だと思ってる。モノのデフォルメ、情報量のコントロール、欲望の乗せ方がすごい。シンプルなのに充実してる。のり弁美味しそう〜。