心療内科に行ってきました。
木の芽時で鬱っぽいのと、ハローワークでの就活に失敗したのと、インチュニブ(ADHDの治療薬)があまり体に合わないのを相談しました。そうしたらインチュニブは一旦やめましょうということになりました。
インチュニブ、ストラテラと比べると副作用が弱かったので、続けられるかなと思ったんですけど、2ヶ月もしないでギブアップしました。体は健康なのに毎日風邪薬を飲まされているような感覚で、どうにも使いこなせなかった。頭では「定型発達みたいになるんだ」と思っても、体が「はあ???健康なのになんで薬????」と混乱している感じです。頭と体の不一致という点では美容整形手術に似てるかもしれない。頭では「綺麗に整えられた」と思っていても、体にとってはただの怪我で、遺伝子の設計図に従って元に戻ろうとする、それと似たものを感じました。
インチュニブ自体の効果は良かれ悪しかれで、頭のザワザワは消えたけど、だからといって静かに冴え渡るということもなく、「なんか今日は頭がぼーっとして、気だるいなあ……、何かするって感じでもないし……」という、目に映るものがことごとくぼんやりして、人生にハリがない感じになりました。寝つきは良くなるけど、寝覚めはスッキリしないという症状もあった。どちらかというとデメリットの方が上回っていたので、ひとまず中止して良かったと思います。のっきーには合わない薬でしたが、副作用もなく脳みそがスッキリする人もいるらしいです。こればっかりは相性ですね。風邪薬だってモノによって効く効かないあるしもんなあ。ハローワークの発達障害者サポーターさんには「精神薬で症状を抑えて云々〜」と言われたけど、なかなか、定型発達仕様に脳みそをチューニングするって難しいことなんだなと思いました。
今後の投薬をどうするか先生と相談して、しばらくは安定剤のリーゼ錠だけ処方してもらうことになりました。リーゼ錠は頭がぐるぐるしてネガティブな思考が止まらなくなった時の緊急停止ボタンとしてとても頼りになるので、とりあえずこれ一本でやっていこうと思います。リーゼ錠も人によって効き目が違うと思うんですが、のっきーの場合は脳みそに透明なヘルメットを被せたようになります。脳みその上に過去の記憶や今感じていることが宇宙のように広がっていて、その中のネガティブなモヤモヤに思考を飛ばして深く切り込もうとすると、ヘルメットの内側でビシバシ跳ね返される感じです。薬が効いている間、考えられるのはごはんを食べてお風呂に入って寝ることくらい。「メシ」「フロ」「ネル」だけプログラミングされたロボみたいに動けるので、心身の安全を守るのにちょうどいい効き目だと思っています。
本来なら自分の意思で「悩みは一旦置いておいて、美味しいもの食べよう!」とできればいいんですけどね。楽しいことに目を向けて、頭をリフレッシュできるみたいな人は本当にすごい。どんな脳の構造をしているんだろう。多分ドーパミンの出し入れがすごく上手いんだろうな。発達障害とわかって精神科に通い始めてから、ドーパミンとかセロトニンとかテストステロンとかエストロゲンとか、人間は自分が思った以上にホルモンに振り回されていて、それがその人の性格を形作ったり、精神障害の原因にもなったりしているというのを学びました。なのであんまり、ダメな人がダメになってる原因を「本人の努力不足」で叩っ斬らないようにしようと思った。生まれつきのものを変えたり、思うがままコントロールしようというのは超大変なことです。遺伝子やホルモンに逆らうというのは自分の体を敵に回すことでもあるので、無理に変えようとすると二次障害が出て回復に年単位でかかったりするし。のっきーはどう足掻いても定型発達にはなれそうもないし、なろうとすればするほど生きる意味がわからなくななるので、今は自分の脳みそのご機嫌を取りつつ、社会の様子も伺いつつ、なるべく両者がトラブルにならないように、そろそろと生きる道を探そうと思うようになりました。友達ゼロでも雇用保険に入れなくとも、穏やかに過ごせればそれが自分にとっての正解なんだ。そうだ。誰にもそれと悟られず、ニュルニュルと人の間を縫って生きる蛇のようになりたい。
健康な精神には健康な体からということで、最近飲んでめっちゃ美味しかったソイプロテインです。チョコ・ココア系は長らく森永のジュニアプロテインが1位を独走してたんだけど、これはその地位を揺るがすくらい美味しい。ソイプロテインにありがちなきな粉感もあまり感じません。きめ細かい粉で溶けやすいのも◎です。