のっきーの凸凹ブログ

生きづらい系キノコがゆるゆる頑張るブログ。

雇われが本当に向いてない話

ハローワークで発達障害者雇用サポーターさんと面談をしてきました。(のっきーはADHD/ASD併発の発達障害です)

精神・発達障害者雇用トータルサポーターに相談しに行ってきた話

ハローワークで仕事を探すのをやめた話

社会人として働くハードル高すぎ問題

の続きです。

今回は4回目の面談で、前回に引き続き、就職に向けた課題のチェックをしました。事前に答えておいたアンケートを見ながら、「希望する勤務条件と職場環境」について話し合いました。回を重ねるごとに社不の化けの皮が剥がれてきた気がする。今回はサポーターさんもけっこう悩んでおられました。

のっきーが答えたアンケートの内容な以下です。

希望する勤務形態

・正社員でもアルバイトでも何でもいい。雇用保険の有無も問わない。

・通勤時間はなし(在宅)か、できるだけ短い(興味がある・得意な仕事だったら長くても大丈夫)。

・休んだら他の日に振替で働くなど、シフトに自由がある。

自分に向いていると思う仕事

・サービス残業OK、仕事の持ち帰りもOK

・タスクを自分で決められる

・ノルマを自分で決められる

・仕事の成果が給料に反映される

・ミスの責任を自分1人でかぶれる

・頭を使って何かを生み出す

・1人で黙々とできる

・食事や休憩が自由に取れる

・興味や関心のあることに深く関われる

・制服を着たりメイクをしたりしなくていい

自分に向いてないと思う仕事

・サービス残業や仕事の持ち帰りができない

・ノルマに厳しい

・マニュアルが細かく決まっている

・1人のミスが全体に影響する

・単純作業が多い

・かなり体力を使う

・周りの人間とコミュニケーションを取って協力しないといけない

・作業が常に監視されている

・制服があり、メイクが必須である

どういう環境だと働きやすいか

・仕事を丸投げしてくれて、自己流でやっても文句を言われない環境

・基本放置で、わからないことを聞いた時は教えてくれる環境

 

「他人が作ったマニュアル通りに働くより、100%自分のやり方で働きたい。マニュアル通りにやって忘れ物やミスなく定時で帰るより、忘れ物やミスだらけでリカバリーに深夜までかかったとしても、自分の裁量で仕事ができる方が気が楽だし続けられる」という所を強調しました。これまで働いた中で比較的長続きした仕事は、指示ざっくりで丸投げ放置だったり、仕事が遅かったら無給で残業する、もしくは家に持ち帰ってやるというような環境でした。そのような職場って経営が危ういのかすぐ潰れてたんですが、自分としては失敗しても自業自得で誰のフォローも入らない環境の方が気が楽だったので、次も同じような働き方がいいと希望しました。

のっきーの話を受けて、サポーターさんのアドバイスはこんな感じでした。

・そのような職場をハローワークで見つけるのは難しい

・誰かに雇われるより個人事業主の方が向いているかもしれない

・発達障害の人は「結果さえ合っていればいい」と決められた工程を無視して自己流でやりがちだが、その傾向がある

・在宅ワークといっても決められた時間に決められた行動をしなくてはいけないので、自分のペースで仕事がしたい人に向いている訳ではない

・ジョブコーチ支援制度は向いてないと思われる

・就労支援B型事業所は雇用契約を結ばないので、まずはここで働くといいかもしれない。勤務時間も日にちも自由に決められて、ノルマもない。

 

とのことでした。「マイペースですね」と何度も言われたので、思った以上に自分って協調性がないというか、我が強いんだなと思いました。HSPチェックに全部◯がつくからそうでもないと思っていた。打たれ弱いのと我が強いのは両立する。次回以降は自己分析を進めつつ、自分に合いそうなB型事業所を探して、見学・体験を申し込もうということになりました。

丸1ヶ月相談してみて思ったのが、のっきーのようなタイプはハローワークではあまり褒められたもんじゃない存在というか、「これはどうしたもんかなあ……」みたいな扱いになるので、ある程度自己分析が済んだら早めに卒業した方が良いということです。ハローワークの就職サポートは「誰かに雇われ、決まった時間に決まった場所で決まった仕事をしたい」人間のためのものであり、雇用保険に加入して働くことが最終的なゴールです。なので、その枠にはまれない人間には、「なぜ出来ないのか」「どうやったら改善できるのか」のアプローチが延々と続きます。人によっては自己肯定感がゴリゴリ削られてしんどいかもしれないです。

のっきーも1ヶ月通ってちょっと疲れてきたなあ。週一でタダで自己分析できて、すごくためになっています。ただ、ハローワークという土俵において、のっきーは直すところは大量にあっても褒めるところが見つからない人間なので、「本当に社会不適合者なんだなあ」と凹むことも多いです。とりあえずB型事業所には行ってみます。B型もゆくゆくは定型発達者のように働けるよう頑張る場所だろうから、また身なりがボロボロになって病んだりしないように気をつけないといけない。何かしら前向きな気づきを得られるといいな。

こういう時にブログやってて良かったと思います。ここは唯一人並みに結果を出せている場所なので、「自分は社会の厄介者だなあ」「できることなんもないなあ」と思っても「なんもないってことはないか」と思い直せます。人間なんてみんな似たり寄ったりなので、のっきーが存在しているということは同じような境遇の人があと4,000人くらいいると思うんですけど、みんなどこに行き着いてどうやって生きてるんでしょうね。とりあえずサポーターとの相談はまだまだ続くので、何かしらの結果が出るまでブログでレポートしていこうと思います。

うつ病を当事者の視点から解説してくれる本です。やさしい絵でとても見やすい。のっきーは特にうつ病とは診断されていないけど、半分くらい「あるある〜!!!!」とうなずけて、発達障害って生まれつきうつ病に片足突っ込んだ状態なのかなと思いました。「うつの人がまわりの人にしてもらってうれしかったこと」が本当にして欲しいことばかりで読むだけで癒された。「家族がホットケーキを焼いてくれたこと」がねえ……、いいなあ……。心に穴が空いてる時にあったかくてふわふわのホットケーキを出されたら泣いてしまうよ。Kindle Unlimited読み放題です。