精神・発達障害者雇用トータルサポーターに相談しに行ってきた話の続きです。(のっきーはADHD/ASD併発の発達障害です)
週に一度の面談の2回目で、今回は具体的な障害者雇用の求人を見ながら、サポーターさんと働けそうな環境や時間についての話をしました。
結果、ハローワークにはのっきーが就けそうな仕事がないので、職業適正検査やストレスチェックだけ受けて、あとは自分で稼げる道を探すことにしました。
就けそうな仕事がないとはどういうことかというと、
・時間と場所が自由にならない
・意に沿わない作業をしないといけない
の2点が引っかかって就労できないということです。一般的な仕事はみんなこれですが、のっきーには無理すぎた。過去の職場で何度もミスを繰り返し体調を崩し周りに迷惑をかけ、クビになってきたことをサポーターさんに伝えました。サポーターさんもあれこれ考えてくれたんですが、結論としては「たとえ障害者雇用であっても、その2点を避けるとなるとハローワークで紹介できる仕事がない」「現状、薬で症状を抑えながら定型発達者に準じた働き方をするしかない」とのことでした。完全在宅や出来高制の仕事なら向いてるのかもしれないけど、ハローワークでは時間と場所固定で雇用契約を結ぶ仕事しか紹介できないので、難しいと。それもそうだ。無茶な相談をして申し訳なかったと思いました。
とりあえず今後の動きとしては、
・発達障害特性チェック
・ストレスと疲労チェック
・強み発見チェック
・職業適性検査(GATB)
・職業興味検査(VRT)
などの自己分析ができるテストを受けて、自分の強みと弱みを把握し、その後はハローワークに頼らず自力で求人を探すなり、稼ぐ方法を考えるなりすることにしました。仕事の紹介ができないとしても、週に1回50分間、みっちり自分に向き合う機会があるだけでもかなり助かる。カウンセリングだと傾聴だけで1回6、7,000円はかかる所が、ハローワークなら無料で自己分析できて話も聞いてもらえるので、利用しない手はない。サポーターさんにそうしたい旨を伝えたら「異例だけどOK」とのことだったので、この方向で頑張ってみようと思います。
発達障害と一口に言っても人によって症状の濃淡があるので、定型発達者に準じて働ける人もいれば、180度違う道で勝負しないといけない人もいる、とわかっただけでも収穫でした。のっきーは完全に後者です。自分に鞭打って一般的な仕事で週5で8時間働いてた時もあったけど、その時はストレスで激太りして、不眠になり、眉毛はボサボサ、髪は伸び放題、肌も荒れ放題、服はシワシワで虫歯だらけのクリーチャーと化して、他の従業員からタタリガミのように遠巻きにされていました。長短合わせて20くらい職場を変えてみても変わらなかったから、これは根性で解決できる問題ではないと思う。まごうことなき社不の自分にあった道を探さないといけない。逆に、ブログを書いてアフィリエイトで稼ぐのはどれだけやっても苦にならず、毎日夜中まで作業しても健康診断はオールAで、定期的に美容院や歯医者に行き、体を清潔に保てているので、腹をくくってストレスレスな生き方を極めた方がいいんだろうと思いました。ハローワークで検査を受けて、結果が出たらまたレポートしようと思います。
境遇が自分と似過ぎていて衝撃だった発達障害当事者の本です。クローズド就労や障害者雇用など、自分と同じ所でつまずいて、同じようなあがき方をしていて、大変共感しました。20くらい仕事を転々としてダメで、完全在宅出来高制の仕事を自分でひねり出そうって結論に至るのが、わかる。そうなるよね。作者自身もまだ生き方を模索中なので、具体的な解決法が書いてある本ではないんですが、それも含めてもう少し頑張ろうと思える本です。Kindle Unlimited読み放題です。