右手の親指の付け根を火傷しました。今度はヘアアイロンです。3週間前に親指を火傷して気をつけるって言ったばかりじゃないか。朝バタバタしていて、コードがひっかかって手からスポーンと抜けて、アツアツのプレートが親指の付け根をかすって行きました。二度あることは三度あるから来月あたりまた火傷しそう。火傷を負ったのが手相では金星丘って呼ばれる場所なんですけど、ここがふっくらしているほど生命力がみなぎっている状態らしいです。のっきーの手、薄くてぺたんこで、丘じゃなくてもはや平原なんだけど、今回ヘアアイロンで焼け野原になりました。前回の火傷でオロナインを買ってあったのでベタベタに塗り込めた。オロナインってオロナインなことを頭から外せば、香水として使えるようないい香りじゃないですか。甘みがあって薬草ぽくて、アジアの寺院を彷彿とさせるようなオリエンタルな香り。好きだなー。オロナインを知らない海外の人に「いい香りのハンドクリームだよ」って言ったら「そうなんだ」って言われると思う。ORONINEって書いたらLOCCITANEの隣にいそうだし。ハンドクリーム欲しい。
みんなもヘアアイロンを使う時にはすっぽ抜けに注意してね。髪に当てて使うものだから油断しがちだけど、あれの本性はやっぱりアイロンだからとんでもなく熱いよ。使う時は耐熱の手袋をはめるのを標準化してもいいんじゃないかと思う。ストレートはまだしもカールアイロンはかなり危険だと思う。アッツアツに焼けた鉄の筒だよ。
今年ははてなのお題も頑張りたいので、今週のお題「大人だから」を書きます。
成人式の季節ですね。のっきーは発達障害で精神の成長がゆっくりなこともあって、「大人になるとはどういうことか」とよく考えるんですけど、ひとつ答えとして持っているのが「畏れられる存在となった自覚を持つ」です。100年前と現代を比べると、人生の選択肢が増えて、娯楽が増えて、栄養状態も良くなり美容技術も上がって、誰もがいつまでも若々しく、少年少女のような無邪気なメンタルを持ち続けられる世の中になっていると思います。しかし人間社会に生きている以上、年を取れば取るほど、その能力や容姿を問わず、年長者は年少者に畏れられ、気を遣わせる存在になっていくものだと思う。自己肯定感が低いとついつい「私なんて大したことない」「大人だなんておこがましい」と自分を卑下しがちだけど、周りはそうは思わないわけです。自分より年下の人達は問答無用でこちらを「年長者」として見て、気を遣い、機嫌を伺ってくるから、そこで彼らの畏れを感じ取って「大人のスマートなふるまい」ができる人がすなわち大人ということなのだと思います。彼らの畏れにあぐらをかいて、彼らと同じ目線(のつもり)でその場を支配したり、上から見下げて昔話や自慢話や説教を始めたりしたら、それは大人でも子供でもない年齢不詳の成らずものに成り果てたということなんだと思う。自分の強者性を自覚し、自分より弱いものを尊重できるかどうかは大人か否かの結構明確なバロメーターだと思います。
というのをのっきーは両親を反面教師にして学びました。のっきーの両親は弱い立場の人間(子供)が強い立場の人間(大人)に抱く畏れを利用し、何かにつけて脅して怖がらせることで絶対的な服従関係に持ち込もうとする人達でした。おかげでチック症状がめちゃ出たし、いつも2対1で責められてオーバーキルだろと思ったし、なぜうちの親は他の大人のように子供を尊重して見守るというのができないのだろうかとずっと疑問でした。今振り返ると、大人の立場にいるのに子供の気持ちをおもんぱかってその意思を尊重することができないというのは、大人になりきれないアダルトチルドレンあるあるの行動だった。のっきーの家系は祖父母もそのまた祖父母も毒だったので、両親も精神的に成熟できなかったんだろうと思います。それはそれとして許さんけど。のっきーも先祖代々の機能不全家系のバトンを渡される所を、幸い実家から遠方に逃れられたので、ハリボテだろうがなんだろうがここで大人気のある大人になり、負のバトンをへし折りたいと思っています。「過去の嫌なことがいつまでも鮮明に思い出せる」特性はこの為にあるのだと思ってちょっと頑張りたい。社会的に弱者よりの自分の生い立ちや障害への理解はこの1年でだいぶ進んだので、今度は強者としての自覚と誇りも持てるようになりたい。なかなか簡単にはいかないだろうけど、できなくてもそうあろうとする気持ちが大事なんだきっと。
もしこれを読んでいる人の中で親が親じゃない何かだという人は、どんな手を使っても物理的に距離を取るのをおすすめします。難しいのは百も承知だけど本当にそれしかないと思う。子育てが下手な親から自分を引き離して、自分で自分を育て直すのがいいです。今はネットでも書籍でもアダルトチルドレンや精神的自立に関しての情報が得られるし、精神科やカウンセリングルームでは毒親持ちへの理解が進んで相談しやすくなって、成人年齢も18歳で早めに見切りがつけやすくなったので、追い風が吹いてると思う。成人の日って大人としての自覚を持つという意味で、一生に一回のイベントのためではなく毎年自分を振り返る日にしてもいいと思うんだよね。こどもの日みたいにおとなの日のイベントとかあればいいのにね。
普通のヘアアイロンだとベリーショートの髪が掴めないので、新しくこれ買いました。設定温度まですぐ上がるし、軽いし、使い勝手良さそうです。また詳しくレビューしたい。