ADHDの治療薬、ストラテラの服用をやめた話をします。
先日、ストラテラ40mgの副作用がきつくて、一旦服用を中止し、病院の先生と相談してストラテラ25mgに変えていただいた話をしました。こちらの記事です。
ストラテラの副作用は主に吐き気と食欲不振で、胃腸が重だるいのが一番辛かったので、今回は胃腸薬も一緒に処方してもらいました。何日か服用してみて、心身に起こった変化は以下のような感じでした。
メリット
・余計なことを考えなくなった。頭の中がぼんやりして、いつも感じていた不安感が、そのぼんやりの中に溶けてなくなる感じ。
・フワフワして、いつも頭に浮かぶ過去の嫌なことが浮かんでこない。浮かんでもぼんやりしてすぐ消える。
デメリット
・服用後、1〜2時間がとにかく眠い。気を抜くとその場で意識が飛びそうなくらい眠い。
・40mgほどではないが胃腸が重だるく、食欲がなくなった。
・好きな絵や文を書く気が起きない。テレビを観てもスマホをポチポチしても、何にも興味がわかない。
・寝つきはいいが変な時間に起きてしまう
です。40mgの時のように脳内BGMが消えたり、忘れ物が減ったり、視界が開けるような感覚はなく、安定剤を飲んだ時のようなぼんやりした状態になりました。ストラテラの副作用に眠気があるらしいので、中途半端な量を飲むとそっちが出るのかも。あと胃腸薬を併用しても胃腸の不快感がなくなりませんでした。流動食しか受け付けなかった40mgの時と比べて、固形物が食べられる分ましだったけど、お腹が全然空かないので食事が億劫でした。また体重が落ちて体に負担がかかって結局メンタルを崩すことになりそうだったので、一旦服用をやめました。副作用出ない人は出ないらしいんだけどな。こればかりは相性だから仕方ないですね。
そんな状態で本日は心療内科に行ってきました。先生に「これこれこういう感じで薬が合いませんでした」と伝えると、「インチュニブに変えてみましょうか」との提案がありました。インチュニブとは2019年に成人への使用が認可された新しいADHDの治療薬で、ストラテラやコンサータとは作用機序が異なるため、この2つが合わない人にも効果が期待できるそうです。新薬でまだジェネリックがないから薬価が高いんだけど、もう吐き気と食欲不振がなければなんだって大丈夫だぜ。今度は体に合ってて欲しい。しばらく飲んでみて、どんな感じかわかったらレポートします。
今回、副作用が辛くて処方されたお薬を飲んだり飲まなかったりで、怒られるかなと思って病院に行くのが憂鬱でした。ちゃんと服用しないのはダメだけど、これってけっこう精神科あるあるではないですか。「今日は出かける予定もないし、そんなに辛くないし……」「今飲んで副作用出る方がだるいし……」で、継続して飲んで効果が出る薬を1日2日と飛ばしてしまうとか。で、余った薬と迫りくる通院日に「先生に怒られたらどうしよう」「行きたくない」「いっそ転院してゼロからやり直したい」と後悔に苛まれるとか。のっきーは昨日完全にそれでした。嘘ついて「飲んでました!」と言うのもさらに自分の首を絞めることになるから言えないし。しかしストラテラ40mgも25mgも挫折して、副作用に耐えられない根性なしと思われたらどうすればいいのか。ぐるぐる悩んで、通院拒否になりかけた所で、ー宇宙兄弟の11巻のムッタの台詞「1位と最下位との差なんて大したことねーんだよ。ゴールすることとしないことの差に比べりゃ」と言うのを思い出した。行きました。結果、「薬を飲めなかった」というのも立派な症状のひとつだから正直に言って良かったし、先生も看護師さんもそれで怒ることはなかったし、新しい薬も手に入りました。ついでに前回「障害者年金の申請をしたいから、次回は診断書をお願いするかもしれません」と言っていたのに先延ばし癖で全然完成してないことも伝えて、それもまた次回で大丈夫でした。いろいろと申し訳ねえ。いい加減今年中には書き上げないといけない。みんなどうやって先伸ばさずに申請できてるんだろう。インチュニブでブーストかけて頑張りたいのでどうか効きますように。
冬の服薬のお供に欠かせない、お湯で作るプロテインスープです。もう何杯飲んだかわからないくらいお世話になっています。食欲がなくてもこれでタンパク質が確保できるのがとても心強い。ファミレスのスープバーのコーンスープみたいな味で普通に美味しいです。