絵を描くとその人となりが丸裸になるなと思ったのでその話をします。
のっきーが本格的に絵を描き始めたのはこのブログが初めてです。アナログ絵を高校の美術で描いたのを最後に、長いブランクを経て1年前からデジタルで描き始めました。なので日々新しい発見の連続です。描けば描くほど自分の中の欲望やコンプレックスが丸裸になってゆくのを感じるので、全世界に自分の精神世界を大解放してるみたい、ある意味全裸より解放度合いが激しいかもしれない、アートイズストリーキング、と思っています。だから画号とかペンネームというものがあるのかな。実名だとなかなか全てをさらけ出せないもんね。以前バウムテストを受けた時も思いましたが、自分の絵を通して精神状態を外から観察できるので、毎日カウンセリングを受けているようだとも思います。画家に長生きな人が多いのはこのカウンセリング効果が良く効いているからなのかも。のっきーも表現活動を通して生きるの楽しいフェーズに進みたい。
「のっきー」のキャラクターのモチーフはキノコです。なぜキノコにしたかというと、ブログ開始時はひどい人間関係のゴタゴタに巻き込まれ、決死の思いで縁を切ったばかりで、人間はおろか森羅万象天地万物と付き合うことに嫌気が差しており、哺乳類ムリ、両生類ムリ、鳥類や魚類もムリムリカタツムリで、唯一描けたのが菌類のキノコだったからです。キノコBIG LOVE。きのこのこのこげんきのこ♩のホクトのキノコちゃん達めっちゃ癒されるよね。そこから心療内科に通ったりなんだりで少しずつメンタルが落ち着いてきて、今いろいろ描けるようになってきました。当時はこんな自分語りと自己分析のブログにすると思っていなかったから、「ブルベ冬でウエーブ体型で色黒で男顔で……」という現実と整合性が取れなくなっているのが困りどころ。性格はキノコ体がADHD担当で人間体がASD担当で、のっきーはどちらも併発しているので心がふたつある〜という感じです。めんどくさいね。ネコちゃんとかウサギちゃんにすればもっと人の目を引けたかなあ。今更かあ。SNSで自分の写し身のキャラクターを描いている人、みんな現実と整合性がとれていて、万人が見て気持ちのいいデザインができているのがすごい。
いろんなコンプレックスも絵を描くことで少しずつ解毒できてるぴる気がします。のっきーは子供の頃、親やクラスメイトに顔の造形をからかわれまくっていて、特に鼻がでかいと毎日のようにいじられていました。今思い出してもモヤつくわあ。特に親が言うのあり得んくないですか。それで自分の鼻の形に凄まじいコンプレックスがあったんですが、イメコンを受けたり、絵の参考にポーズを取った自分の写真を見たりしているうちに、「そんなでかくもなくない……?」と思うようになりました。丸くて筋が通ってない団子鼻ではあるんだけど、YouTubeのメイクチャンネルや、美容整形外科の理想の顔のバランスのページを見て、自分の鼻と見比べてみると、そんな外れ値なほどでかくない。からかわれていたのは子供の頃の話で、成長とともにバランスが整って、そうでもなくなったのかもしれない。それでも今だに自分は鼻がやばいブスなんだというイメージが抜けないし、コロナ渦でこれ幸いとつけたマスクはずっと外せないから、ちっちゃい子に容姿についてネガティブな言葉をぶつけるのって本当に良くないことだなと思いました。はっきりした悪口じゃなくて茶化すっぽいやつでもダメ。人によっては呪いが解けないまま一生引きずったりするよね。そういう呪縛を解く方向の絵なり文なり、何かしらをこの先描けるようになれたらいいなあ。
ホクトが直々に監修しているきのこレシピ本。Kindle Unlimited無料なので読みました。写真がどれも美味しそうできのこ愛を感じる!数種類のキノコ+野菜のレシピが多くて、それは手間とお金の面で多分作らないかも……だけど、エノキタケの根本を捨てずにソテーにするレシピはお手軽でやってみようと思いました。